住宅ローンが払えない.jpサイト管理人です。
債務者宅の玄関を開けるなり、債務者の義理の息子にあたる人物より叫び声をあげられた。
隣には債務者義理の息子のそのまた息子に当たる人物も並び、二人で我々を一歩も通さんと玄関先で凄んでいる。
どうも凄み慣れておらず、小刻みに二人が震えている点からも事情を掴みきれていない可能性を察知した執行官は、彼らの言い分を聞いてみることに。
「いきなり数百万円を用意しろだ、突然家に押しかけてくるだ、そんなの典型的なオレオレ詐欺ですから。もう通報してありますんで逃げられませんよ!」
なるほど。今発生していることだけを考えれば、確かにオレオレ詐欺と言われても仕方がない。
とは言え、執行官は債務者と密な連絡を取り合い、日程の調整なども行ってからこの日の執行に至っている。
通常であればこのようなトラブルに発展する可能性は極めて低い。
今回の一件では、本来家族に事情を説明しなければならないハズの債務者本人が家におらず、両者の食い違いは平行線をたどる形となっていた。
さて、どうしたものか。
「ひとまず警察さんが来るまで待ってもいいんですが、結局お家の中にあがらせて頂くことにはなるかと思いますので」