離婚の実例 | 住宅ローンが払えない.jp

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離婚の実例

住宅ローンが払えない.jpの管理人です。

今回は実際に返済不能に陥った佐藤さんのお話しです。

 

■佐藤さん(50歳・男性)

・職業:整体師

・備考:整体師として一生懸命働いいたが、脳梗塞を患い左半身不随となったため、

勤務時間を少なくし収入も低下。

小学4年生の娘は軽度の障害を抱えており、家族を守りたいという気持ちは人一倍強かったが、

それだけに身体がままならない事に苛立ち、妻に辛く当たる事が増えた。

最終的に離婚する事になり、養育費の負担等から経済的に破綻。

住宅ローンを支払えなくなり、金融機関から競売を申し立てられたため、

相談に訪れた。

 

■佐藤さんの元妻

・職業:主婦

・備考:整体師のお客として佐藤さんと結婚し、娘をもうけた。

病気で収入が減った佐藤さんを支えるためにパートに出たが、

佐藤さんからお前は楽で羨ましいという言葉に嫌気が差し離婚を決意。

離婚成立後は娘と2人暮らし。

佐藤さんからは毎月5万円の養育費を受け取っている。

 

■物件とローンの詳細

・住宅のタイプ:新築一戸建て

・購入価額:3500万円

・住宅ローン:2500万円

・ローンの詳細:返済期間35年・金利1.0%(元利均等)

・毎月の返済額:7万571円

・任意売却の残債:2300万円

・備考:三階建てだが建坪率が地域の規制を超えており、違法建築となっている。

 

佐藤さん一家が価額3500万円の新築一戸建ての住まいを購入したのは、破綻に至る8年前の事です。

頭金1000万円を入れ、住宅ローンを利用して2500万円を借り入れる事で購入資金を賄いました。

当時、整体師として好調だった佐藤さんの年収は600万円程度あったため、

月額7万円の支払いは特にリスクを感じない余裕のあるものでした。

ところが佐藤さんを突然の病魔が襲います。

脳梗塞を発症し、左半身不随になってしまったのです。

幸い、リハビリで日常生活に不自由がない程度には回復しましたが、

細かな手作業が必要な整体師の仕事は以前と同様にはできません。

そこで、佐藤さんは働き続けるために仕事時間を少なくしたのです。

ところが、仕事時間を少なくしたため、当然収入は減少してしまいました。

モチベーションも以前より低下し、だんだん仕事の熱意を失っていきました。

収入は月収22万円程度に落ち込んでしまい、

生活費やローンの支払いを賄うため、それまで専業主婦として家で娘の面倒を見てきた奥さんも、

働かざるを得なくなったのです。

当時の佐藤さんに家族の気持ちを思いやる余裕はなく、

仕事でのストレスを家で爆発させる事が増えていきました。

結局、ある日つい発した「お前は楽だな」の一言がきっかけとなり、

奥さんから三行半を突き付けられ、離婚する事になりました。

 

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