住宅ローンが払えない.jpの管理人です。
佐藤さんがローン返済に行き詰まった原因は離婚にありました。
収入が減る中、養育費を支払うのは大きな負担です。
さらに子煩脳な佐藤さんは娘に会えない寂しさから、生活規律を失い、
パチンコや競売、飲酒等で散財するようになりました。
ただでさえ経済的に厳しい上に、無駄な出費がかさめば家計は成り立ちません。
佐藤さんはカードローン等を重ね、その返済に追われるようになったのです。
その結果、住宅ローンの滞納が続き、
金融機関からは競売申立の通知が送付されてきました。
佐藤さんは自分が借りた金融機関も、借りた金額も把握できなくなっていました。
住宅ローン以外の借金は300万円程度と思っていたのが、
実は500万円の借金を背負っている事が判明したのです。
500万円程度であれば、住宅を売却する必要なない個人再生で100万円程に圧縮できます。
詳しくは後ほど説明しますが、
裁判所に申し立てを行えば、債務を1/5に減らす事ができます。
消費者金融等に対する債務が1/5になれば、
月額22万円の収入でも7万円の住宅ローンの支払いは難しくないのです。
現状ではまだ任意売却を選択しなくても良い状況でした。
保証会社による代位弁済がなされておらず、
交渉によっては家を失わずに暮らしていく事が十分に可能だったのです。
ところが佐藤さんの希望は任意売却でした。
ローンを支払えなくなったの機に、住宅を売却して、
気持ちの面でも区切りをつけたいという思いが強かったのです。