住宅ローン払えない管理人です。
「なぜ、独身のうちに買わないのか?」という時代になる
私は25歳で住宅ローンを組むことをお勧めしている。そのため、この際、「結婚・出産などの世帯構成が確定してからマイホームを買う」という考え方はいったん捨てよう。結婚前に5~10年間、1人で持ち家に住んで、結婚の際に住み替える。
しかし、家を購入した時点でいつ結婚するかはわからないし、一生独身でいるかもしれない。また、子どもの数は不確定な要因が多い。こうしたさまざまな不確定要素を考えるより、まずは自分と将来の家族の老後の心配をなくすことだ。老後の住処を確保し、その支払いは年金で済む金額に抑えられれば、一生住まいで苦労することはなくなる。もし、結婚して家族が増えたのであれば、その時点で住み替えればいい話で、自宅で資産形成できていれば、いつでもそれは可能である。
給料がなかなか上がらない時代、コツコツと貯金をするよりも、若いうちに物件を持つほうが資産形成のうえでよっぽど有利なのだ。
そのために最も大事なのは、自宅の「資産性」である。資産性とは、「いつでも売却でき、貸したら賃料でローン返済が賄える」ことを指す。
物件を購入する前に、情報を収集する必要がある。そこでお勧めしたいのが、筆者が運営に携わっている、すべてのマンションの評価、時価、資産性を数値化した「住まいサーフィン」だ。
自分の周りを見回してみよう。同世代にも単身でマンションを購入している人がいるはずだ。「なぜ買うのだろう?」と思うのは、もう時代遅れだ。「なぜ、独身のうちに家を買わないのか?」が主流になる日はそう遠くないと、私は思っている。
日本人は借金に消極的な人が多いが、今の住宅ローンはまだまだ借り得な状態にある。マイホームの住宅ローン金利は、ネット銀行なら0.5%を切る水準にある。さらに、住宅ローン控除というローン残高の1%を所得税還付する軽減税制が適用される。金利0.5%で1%の税還付をすると、0.5%のマイナス金利になる。住宅ローンを借りると、金利を払うどころか、お金がもらえるのだ。