住宅ローンが払えない.jpの管理人です。
滞納が3ヶ月を過ぎると、金融機関からは代位弁済や一括弁済請求の通知が届きます。
政田さんがあわてて銀行に確認をとったところ、
一括弁済できないのなら競売になるというのが担当者の返答でした。
さらに別れた前妻にも請求されると言われ、初めて事の重大さに気付いたのです。
政田さんが一番気にかけたのは娘と2人で暮らす前妻の生活でした。
前妻が連帯債務者になっている以上、前妻に請求が及ぶのは避けられません。
債務をできるだけ圧縮するため、早急に自宅を任意売却するのが最良の解決策です。
ただし自宅を売却するためには連帯債務者である前妻の同意が必要です。
政田さんを意を決して前妻に相談しに行きました。
当初、彼女は破綻したローンの返済義務が自分にあることが信じられませんでした。
銀行にも確認したいというので、金融機関の担当者からも、
正確な事情説明を受けるよう勧めました。
離婚したのに請求されるのはおかしい、彼女は銀行の担当者に問い詰めましたが、
銀行側は、離婚は夫婦間の都合であり、債務とは一切関係ありません。
連帯債務者が離婚によって解消されることはありませんと告げたのです。