住宅ローンが払えない.jpの管理人です。
競売の申し立てが行われたら、裁判所はその財産について速やかに差押え登記を行い、
登記簿にその旨を記載します。
借り手には裁判所から差押え通知書が届くため、手続きがなされたと知ることができます。
差押えは債権者である保証会社の権利を守るための手続きです。
差押え登記がなされた財産は、自分のものであっても売却したり譲渡できなくなります。
そのため、高値で買ってくれる人が見つかったという場合にも、
所有者の判断だけでは売却できません。
抵当権を設定した物件を勝手に処分されてしまうと、
保証会社は競売の売却代金によって代位弁済した分の返済を受けられなくなる可能性があります。
そのため競売の申し立てと同時に自宅の差押えが行われるのです。
こうなると、既に自分の家であっても権利が何もない状態となります。
後は、気が付いたら自宅は自動的に売却されてしまい、ほとんど何もかもを没収された状態で、
家を出ていかなくてはなりません。