高齢者の住宅ローン破綻が急増 その⑩ | 住宅ローンが払えない.jp

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高齢者の住宅ローン破綻が急増 その⑩

住宅ローンが払えない 管理人です 。

「親子リレーローン」というのは、親だけでは払いきれないローン返済を子供や孫にリレーすることで長期返済を可能としたもので、いわば子や孫を連帯保証人にした債務です。

たとえば、60歳の人は80歳までの20年ローンしか組めませんが、30歳の息子に債務を引き継ぐことで最長35年ローンが組めるようになるのです。これにより高額な住宅にも手が届くようになるのです。

「ゆとりローン」はバブル崩壊と共に馬脚を現しました。バブル経済が終わって「失われた20年」と呼ばれる景気低迷期に入ると「リストラ」が流行語になり、「年功序列」や「終身雇用」が過去の言葉となってしまったのです。

「ゆとりローン」の前提であった右肩上がりの収入は絵にかいた餅となり、給料が大幅にダウンしたり、会社が倒産して失業したりローンが払えなくなる人が続出しました。バブル崩壊時をなんとか乗り切った人でも、その後の20年の間にローンが払えなくなる事態が待っていました。

そして、追い打ちをかけたのが不動産価格の下落です。土地価格が半分、3分の1に暴落したため、ローンの支払いが苦しいからと言えを売りに出しても、ローン残債の半分にも満たない実勢価格のために、売却を諦めざる得なくなってしまうのです。「今ならローン残債の半値でこの家が買える」と言われたときの絶望感はいかばかりでしょうか。

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