住宅ローンが払えない.jpサイト管理人です。
債務者は借金の存在を家族に隠していただけでなく、自宅が競売にかかる寸前であることも今まで隠し通し、一人で何とかしようとしていたらしい。
この日も当初の予定であれば家族全員が外出となり、債務者だけが一人家に残って執行対応を処理してしまう予定だった。
今回、運良く?債務者の妻(おばあちゃん)が通知書面を発見したため、このような修羅場となってしまったわけだが、やはりこれは幸運が招いた修羅場と考えていいだろう。
このタイミングであろうとも事態が飲み込めれば、4~6ヶ月ほどの猶予内に債権者との折り合いをつけることで訴えの取り下げを依頼することもできる。
運悪くこのタイミングで事態が発覚していなかった場合は、約6ヶ月後に突然次の不動産所有者だという人物から「今すぐ出て行け」と言われていた可能性すらある。
事情説明に耳を傾け、ようやく今起こっている事が飲み込めたおばあちゃんは、我々の目をはばかることなく泣き崩れる。ジッと下を向いて動かない債務者を除いた家族全員が、それをなだめていた――。
借金やローンの存在。そして借り入れへの返済が不能になるという事態。