住宅ローンが払えない.jpの管理人です。
固定金利と変動金利というのがあるのは皆さんもご存じだと思います。
問題は今どちらがいいのかという事です。
結論から言うと、固定金利です。
2018年1月9日現在、日本の金利はとてつもなく低いと言えるでしょう。
日本銀行ではマイナス金利というのが導入されました。
民間の銀行は日本銀行に対して一定の金額をプールしておかなくてはならないという決まりがあります。
民間銀行は日銀に対してプラスの金利でお金を預けているので、
少なくても損をすることはありませんでした。金利は少なくてもプラスになっていたのです。
しかし、昨今の不景気により、民間の銀行が一般企業にお金を貸し出さなくなりました。
倒産のリスクが以前よりも高まっているため、不良債権となることを恐れているからです。
そのため金利は低くても、倒産のリスクが事実上ない日本銀行にお金を預けるようになりました。
日本銀行にはたくさんお金があり、民間企業にお金が流れないという事態が発生したのです。
これはよくないと、日本銀行はマイナス金利を導入しました。
マイナス金利とは文字通り、日銀にお金を預けておくとお金が減るというものです。
これでは民間銀行は困ります。日銀に預けるお金を必要最低限にして、
一般企業や個人にたくさんお金を貸し出さなければ、倒産してしまいます。
マイナス金利とは、民間にお金が流れ出すようにするための政策なのです。
日本銀行がマイナス金利を導入する事自体が、未曽有の低金利時代と言っていいでしょう。
少なくとも日本銀行が始まって以来初めての事です。
この状況で、民間銀行が一般の方々に高い金利でお金を貸し出せるはずがありません。
夜にスーパーに行くとお刺身が3割引きとか半額になっていることがよくありますよね。
あれと同じ状況です。高い金利で貸し出したいが、
もう日銀に預けて様子を見るという事ができないので、低金利でも少しでもプラスの金利がつく民間に貸し出すしかないのです。
ちなみにバブル期の住宅ローンの金利は約8%です。現在の金利は0.4%~1.2%くらいです。
これから東京オリンピックに向けて緩やかに金利は上昇していくものと思われます。
万が一今の金利より下がったとしても、一番下が0.1%だとすると許容範囲ではないでしょうか。
銀行が私達にマイナス金利でお金を貸し出す事はありませんので(笑)
※日銀にも私達にもマイナス金利でお金を貸していたら銀行は倒産しますよね。
そのため、現在は固定金利でお金を借りるのが最善なのです。
高金利でお金を借りてしまうと、当然返済も苦しくなります。
固定金利でお金を借りる事が、「住宅ローンが払えない」という事態を回避するのに
少なからず一役買うことになるのです。