住宅ローンが払えない.jpの管理人です。
競売に至った債務者は悲惨な末路を辿る事になります。
住宅ローンの返済で破綻した人の末路は相当厳しいものになります。
自宅を手放しても債務が残ってしまうケースが多く、
その場合には、新しい転居先の家賃等の住居費を支払いながら、残った債務の返済をしなければいけません。
住宅ローンが支払えなくなった世帯は、根本的に経済的な問題を抱えています。
リストラや事業の失敗、病気、離婚等の事情があり、家計が火の車になっているのです。
通常は貯蓄やタンス預金等の余裕資金は残されていません。
そんな中、自宅を失った上に債務を支払い続ける生活は非常に過酷なものです。
住居費を支払いながらカードローンや事業の借金、病気の治療費、離婚に伴う慰謝料や養育費等を支払い、
さらに残債の返済をする事は非常に大きな負担です。
爪に火を灯すような暮らしをしても、家計を成り立たせるのは至難の業でしょう。
だからといって、退去を引き延ばせば最後は矯正退去になります。
その場合には退去する日取りを選ぶ事ができなくなるので、
引越し先が決まっていなくても家を出て行かねばなりません。
住み慣れた家から強制的に追い出されてしまうのです。
実際、競売に至る人の中には、ピンチの時に適切な対応を怠ってしまう性格の人が多いため、
お金も行く当てもなく家を追い出される事になり、ホームレスになってしまうケースが見られます。
また、競売のせいで生活だけでなく、人間関係が破綻してしまうケースも多々見られます。
自宅を競売によって手放してなお、残った債務について連帯保証人が支払いを請求される事があるためです。
保証人になってくれるのは親や兄弟、ごく親しい友人など大切な絆で結ばれた人達です。
債務者はそんな人達に対して、残債を清算するよう請求を行います。
保証人の預貯金はもちろん、十分な金融資産がない場合には、家までもが返済の原資にされるため、
老親や家族を持つ兄弟姉妹、友人に多大な迷惑をかける事になれば、
それまで大切にしてきた絆が傷つき、最悪失われてしまうかもしれません。
お金の問題の他にも精神的にも重い問題が発生するのです。
また、個人情報が外部に流出する事も、家族にとっては大きな痛手となります。
競売は大々的に公示されてしまうので、近所の人々や地元のコミュニティに知られてしまい、
根も葉もない噂が流れるケースは少なくありません。
会社勤めの場合は、この事が周知されると非常に仕事がしづらくなりますし、
子どもが学校でいじめられて不登校になる等、幅広い影響が起きるものと考えておく必要があります。